21世紀のコペルニクス的転回!?
 フレッド・ホイル  Sir Fred Hoyle
(DNA)生命は宇宙を流れる

フレッド・ホイル(英国王立協会会員、カーディフ大学名誉教授)
チャンドラ・ウィクラマシンゲ(カーディフ大学応用数学天文学科教授・赤外線天文学専門)
共著
    246頁   鞄ソ間書店
 「馬の首暗黒星雲」に興味がある人なら、きっと宇宙塵にも関心を持たれたでしょう?
 このお話の始まりは、宇宙塵の分析から始まります。

  天文学に興味がある人なら必ずご存知の、遠くの星たちや、宇宙塵たちを分析する方法は、赤外線スペクトルを使うということです。

  暗黒星雲のように、背景の星光を吸収してしまう宇宙空間物質を、赤外線吸収スペクトルの分析で調べています。

  そして「類似するスペクトルを持つ物質は何か」を調べて、一致するものがあれば解ってくるわけです。

  フレッドホイル博士たちは、宇宙塵がバクテリアモデルのスペクトルと完全に一致することを素直に把握して、どういう意味なのか、分析したことから始ります。

  それまで宇宙塵の分析について、他の天文学者たちの主張する物質は、宇宙塵のスペクトルとあまりにもかけ離れていることが疑問だったのです。