活性酸素について 　活性酸素（フリーラジカル）は、活性というよりも「過剰反応酸素」というべきものである。 　酸素は、細胞の中のミトコンドリアが糖質を酸化させエネルギーと熱を発生させる、細胞が働くための重要なもの。 　 　人間は呼吸が止まると数分で死に至るというくらい酸素は重要。 　反面、酸素は他の分子と化合しやすい性格、つまり酸化＝燃やす作用があって、これが人体の中であらゆるものを酸化させて損傷をもたらすという困った面をもつ。 　地上に生命体が存在し始めた最初は、嫌気呼吸生命体（エネルギーを生み出すために酸素を媒体としないで硝酸塩などを利用する）や、発酵による生命体、光合成生命体が生まれ、そして少し後から酸素呼吸のミトコンドリア生命体が生まれたという。 　 　嫌気呼吸生命は効率が悪い。嫌気呼吸生命体は、ある時期、酸素呼吸で効率が良いミトコンドリアを細胞に取り込んで寄生させた。それが人間の細胞の原型であるという説が有力である。 　人体の中でエネルギー生産を言うならば、ミトコンドリアが糖質を酸化させる過程で、酸素は一時期「活性酸素」の形体を経て最後は二酸化炭素や水に還元して働きを終えると正常。 　 　ところが、ストレス（怒ったり悩んだり恨んだり心配したり、いろいろ、マイナス思考をすることが神経系統に悪く作用する）や、近代は特に化学薬品類（医薬品・農薬・消毒薬・添加剤など）・プラスチック系燃焼ガス、そしてタバコ・酒などの悪い影響で、酸素が正常に酸化されず不完全燃焼状態のまま留まると「活性酸素」として、人体に障害を起こす。 　生活習慣病（ガンも含めて）の９０％以上は、原因が活性酸素にあると言われる。 　特に、遺伝子に悪いさわりを起こすと、ガン細胞に変化するものがでる。 　子孫を残す遺伝子に少し異常が起きるとどうなる？若い女の人の場合、卵子に関われば生まれる子供に影響が出るのは当然。 　男は精子の数が多いから、子孫の遺伝子を壊す確率は低いが、影響がないわけではない。 　妊娠直前の女の人が、酒やタバコや医薬品を法律で許されているからといって、バカをやっているのは、愛する赤ちゃんの為に良くないことです。